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ALWAYS 三丁目の夕日 (2005年)

ALWAYS三丁目の夕日_8


ALWAYS三丁目の夕日_2 何度観ても名作だなあ、と私は思うのですが、この作品、当時をその目で見てきた世代の方々にはあまり評価されてないようです。「本当の昭和30年代はこんなんじゃなかったよ。町がきれい過ぎるよ。」と言います。BSプレミアム『山田洋次監督が選んだ日本の名作100選~喜劇編~』として放送されましたが、解説の山本晋也監督までが、好きな映画ではあるがと断りつつも、あそこが違うここが違うと「本当の昭和30年代」との違いをかなり指摘されていました。


ALWAYS三丁目の夕日_4 それでも私は思います。この作品に描かれている昭和30年代は、ご年配の方々が懐かしむ昔ではなく、その時代を知らない世代が憧れを覚える、夢の世界としての昭和30年代です。
 そこには、寅さん映画のように、決して悪人がいない世間があり、家族崩壊とは無縁の暖かい家族と団欒があり、本音で物を言い合える、家族のようなご近所さん達がいます。鈴木オートのお父さんは、自動車産業の未来を信じ、自分の工場を大きくするんだという夢に胸を膨らませています。現在のように、混沌とした未来しか思い描けない現代人とは違って、決して豊かではないけれど、人々の表情は明るい時代。そういう夢のような心地よさに浸るための映画ではないのでしょうか? 
 上記のように、「違い」を指摘をすることに何の意味があるのでしょう? 私には、年寄りが、「ワシはこの時代を知っている自慢」をしているようにしか見えないのですが?
 若い観客は、雑然とした、ある意味「汚い」、リアルな昭和30年代を観たかったわけではなく、(それは幻想かもしれないけれど)人間の温かみが残っていたと信じている夢の世界としての昭和30年代を観たかったのだと思いますし、そこが人々に受け入れられ、3本も続くシリーズになったのだと思うのですが、違いますか?


ALWAYS三丁目の夕日_1 年寄り連中に不評なのを承知の上で書きますが、絵そのものも私には文句無しでした。
 本当にCGか?と疑ってしまうほど、道行く人々と、本物にしか見えないCG背景を、違和感なく同化させる技術力は素晴らしく、その完璧な技術力をもって作られた、地平線まで見えそうな広々とした風景は開放感に溢れ、心癒すものがありました。スタッフが何十冊もの本を買い込んで研究したというセットも、内部までしっかり作られています。茶川商店に置かれた駄菓子や玩具の他、劇中に登場するあらゆる小道具も、現存する昭和30年代の物を全国からかき集めてきたのだそうです。
 それらが上手く組み合わされ、私たちが思い描く分には十分に、昭和30年代らしい昭和30年代の風景が作られています。私が物心ついたのは昭和40年代に入ってからですが、その頃見ていた周りの景色とも十分重なりますし、幼い頃の温かい記憶が呼び覚まされ、胸にキュンとくるものがありました。


ALWAYS三丁目の夕日_7 そこで繰り広げられるエピソードの数々も、ある意味ではファンタジーとも言え、心温まるものでした。
 茶川、ヒロミ、淳之介、他人同士の三人が一つ屋根の下、家族のようにライスカレーを食べるシーン。宅間先生が夢の中で見た家族団欒のシーン。ヒロミが、茶川から贈られた見えない婚約指輪を嵌めて、涙を流すシーン。親に捨てられたと思い込んでいた六ちゃんだけど、実は、母親からの手紙が毎月送られてきていたことが分かるシーン等、ベタと言えばベタな話のオンパレードですが、作り手が斜に構えず、良い話をストレートにぶつけてきます。それでこそ、こちらも素直な感動を味わうことが出来るのでしょう。何か悪いことがありますか!?ってんだ、ジジイ共!?
 ラストで、鈴木オート一家が、新しく完成した東京タワーを夕日の中で眺めるシーンは、タワーと共に歩む、これからの明るい未来を象徴するようでもあり、本当に感動的なシーンでした。名作です。シジイが何と言おうとも、この作品は名作です。


ALWAYS三丁目の夕日_3 ALWAYS三丁目の夕日_6


ALWAYS三丁目の夕日_5 それにしても感慨深いのは、薬師丸ひろ子が、もうお母さん役をやる歳になってたんだなあということです。私が、『野性の証明』『セーラー服と機関銃』に夢中になっていたのはつい最近だったような気がしますが、あの頃から、この作品が公開された2005年までの間に、気が付けば30年近い月日が流れていたんですね。薬師丸ひろ子、この時41歳。私がオッサンになるはずですね。ちょっとばかり淋しさも感じる作品でした。

ALWAYS 三丁目の夕日』劇場予告編


ALWAYS 三丁目の夕日 (2005年)
監督、脚本、VFX:山崎貴
原作:西岸良平
脚本:古沢良太
撮影:柴崎幸三
照明:水野研一
美術:上條安里
VFXディレクター:渋谷紀世子
録音:鶴巻仁
編集:宮島 竜治
音楽:佐藤直紀
主題歌:D-51 「ALWAYS」

出演:吉岡秀隆堤真一小雪堀北真希、もたいまさこ、小日向文世、三浦友和薬師丸ひろ子

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作品や監督、俳優等について深い知識は持ち合わせておりません。ハッキリ言えばニワカですので私の評はアテにしないでください。また今日も頓珍漢なこと書いてやがんなあ、ぐらいの感じで読むのが丁度良いかと思います。

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