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嗚呼!!花の応援団(1976年)


監督:曽根中生天使のはらわた 赤い教室
脚本:田中陽造俺達に墓はないセーラー服と機関銃
原作:どおくまんプロ
企画:成田尚哉
製作:三浦朗
撮影:山崎善弘
美術:柳生一夫
音楽:コスモスファクトリー

出演:今井均、香田修、深見博、坂田金太郎、堀礼文、高瀬将嗣、檀喧太、伊佐山ひろ子、宮下順子、安部徹、放駒、水原ゆう紀



 イイなあ、この下らなさ、この馬鹿馬鹿しさ(笑)。決して上等なコメディではないのだけれど、B級臭さや関西独特のユル~イ雰囲気が全編に漂っていてイイです。

 「一回生はゴミ、二回生は奴隷、三回生は人間 そして四回生は神様!!」

嗚呼!!花の応援団1 いやいや、凄まじい世界です(笑)。マゾじゃないと気がおかしくなるでしょう。極道社会でもここまではやらないよな?というぐらい、上下の規律を最大限誇張して面白おかしく描いてます。

 原作は言わずと知れたハチャメチャ漫画。この漫画を初めて知ったのは中学生の頃。ませたクラスメートが教室に持ち込んできた単行本を読んだのが最初でしたが、読むなり、あまりの面白さにすっかり虜になってしまいました。私の中で『がきデカ』がその王座を明け渡した瞬間でした。でも、それ以来、テレビで大学の応援団を見ても、この漫画の滅茶苦茶なシゴキを思い出して、応援団員の皆さんに少なからず同情を覚えるようになったのですが・・・。

嗚呼!!花の応援団5 上にハチャメチャ漫画と書きましたが、ハチャメチャと言っても、時々ジワリと涙を誘うような物語もあって、そういうところが人気の一つだったのですが、この作品でも、前半は先輩後輩の無茶苦茶な主従関係で笑わせながら、後半では、青田赤道とお新さんの別れや、富山の失恋で泣かせてくれて、見事にその部分を拾い上げてます。
 特に、富山の失恋は切なかった。売春婦・初江(水原ゆう紀)に恋をしてしまった富山(香田修)が、初江に会いに売春宿へ行くと邪険に追い払われる。富山はそれでも窓の下から初江に応援コールを送る。その声を聞きながら客に抱かれる初江の頬に涙が流れるというラストシーン。それはもう実に演歌な世界ですが、私、こういう湿っぽい世界が嫌いではありませんで、やっぱり泣いてしまいました。
 嗚呼、曽根中生監督も脚本の田中陽造氏も『嗚呼!!花の応援団』という漫画の真髄を理解した上で実写化してるんだなと嬉しくもなりました。
 
嗚呼!!花の応援団2 ただ、主人公・青田赤道のキャラが弱過ぎなのが惜しかった。原作の青田赤道はほとんど人間の顔をした怪獣でしたが、その怪物的な強烈さが感じられず、この手の作品には欠かせない“熱気”を削いでしまってるように思います。まあ、演じた今井均さんて方は、公募で選ばれたズブの素人で、とにかく芝居が下手だし弾けた演技も出来ませんから仕方ないのかも知れませんが。

 あの当時は主人公を公募で選んだ映画って結構ありましたね。多くは話題作りの為だったのでしょうが、少なくともこの作品に限っては予算削減の為という切実な問題だったんじゃないかなあという印象です。画面は見るからに低予算な絵ですしBGMも極端に少なかったし。

嗚呼!!花の応援団4 青田赤道役の今井均だけでなく他の出演者達も、この作品がデビュー作だったり、『嗚呼!!花の応援団』シリーズしか出てない人が多い所を見ると、出演者の半分以上を公募採用で賄ったんじゃないでしょうか? もう一人の主人公とも言える富山も、北口も、他の出演者も全員芝居があまり上手ではなかったです。坂田金太郎や堀礼文のようなプロの俳優さんも混じっていたし、富山役の香田修や北口役の深見博(現・深見亮介)などはこの作品後も俳優業を続けてはいるのですが・・・イマイチでした。
 とにかく、田中陽造の脚本はそれほど悪くないのに、役者達の芝居下手が原因でかなり雰囲気を盛り下げてます。それが逆にユル~イ雰囲気を醸し出してて別の味を出してたりするんですけどね。

嗚呼!!花の応援団3 あと、この作品に出演した皆さん、今、どうしてるんだろう?と調べてみたんですが、色々ですね。俳優続けてる人もいるし、政治家になった人もいます。南河大応援団長・木村を演じられた坂田情児さん、リーダー長・柏原を演じられた堀礼文さんは物故されたようです。一回生・村上を演じられた高瀬将嗣さんは、元々父君が高瀬将敏という有名な殺陣師ということで、その後、殺陣師、アクションコーディネイターとなり、『嗚呼!!花の応援団』平成版では監督も務められたとのこと。一番面白かったのは、浪華大応援団長・角木を演じられた神戸誠さん。当時は少林寺拳法の学生日本一だったそうですが、現在はゴルフのトップシニアアマとして活躍されてるそうです。

【参考】
LD DVD & Blu-ray GALLERY
しねま from はうす with らぶ
プロカメラマン内田眞樹のだいたい日刊Uchida Times
フリー百科事典Wikipedia

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作品とは全く関係無いのですが、『河内のオッサンの唄』
あの頃、私のクラスではよく流行ってたので


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Author:Blik
作品や監督、俳優等について深い知識は持ち合わせておりません。ハッキリ言えばニワカですので私の評はアテにしないでください。また今日も頓珍漢なこと書いてやがんなあ、ぐらいの感じで読むのが丁度良いかと思います。

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