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SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年)

SPACE BATTLESHIP ヤマト監督・VFX:山崎貴
脚本:佐藤嗣麻子
原作:西崎義展
製作統括:信国一朗
企画:中沢敏明、濱名一哉
エグゼクティブプロデューサー:飯島三智、阿部秀司、市川南
プロデューサー:東信弘、山田康裕、石丸彰彦、安藤親広
音楽:佐藤直紀(原曲:宮川泰「宇宙戦艦ヤマト」「無限に広がる大宇宙」)
VFXディレクター:渋谷紀世子
VFXプロダクション:白組
映像制作:東宝映像美術
企画プロダクション:セディックインターナショナル
制作プロダクション:ROBOT
エンディング曲:スティーヴン・タイラー -「LOVE LIVES」
製作:「SPACE BATTLESHIP ヤマト」製作委員会(TBSテレビ・セディックインターナショナル・東宝・ROBOT・ジェイ・ドリーム・博報堂DYメディアパートナーズ・小学館・毎日放送・中部日本放送・白組・阿部秀司事務所・TBSラジオ&コミュニケーションズ・TCエンタテインメント・エフエム東京・東北新社・RKB毎日放送・北海道放送・JNN全28局)

出演:木村拓哉黒木メイサ柳葉敏郎、堤真一、西田敏行山崎努 ほか


 以前のエントリーで、「これからは貶さざるを得ない作品は最初から取り上げないことにする」とは書いたけど、ここまで酷い作品を見せられると、ブログに罵詈雑言書き並べて憂さを晴らさなければ収まらない。だから書いとく。

 私も、観る以上はどこかに良いところを探すよう努めているが、この作品には褒めるところが一切見つからなかった。

 全く重量感が感じられないヤマトが、何万光年という壮大な距離を、全く感じさせない旅をし、その艦内で、戦闘班長と称するそこらのアンちゃんと、ふてくされた女パイロットが、人類の運命が懸かっていることを他所に色恋沙汰に落ち、その合間に迫力もスケール感も無いテレビゲームのような戦闘を繰り広げて時間を潰す。この作品の説明はこれで充分だ。

 とにかく、のっけから拍子抜けするほど下手なナレーションでズッコケた。今まで聞いたこともないようなヘンテコリンな抑揚を付けたナレーションで、日本にこんな下手なナレーションする俳優がいたっけ?と別の意味でサプライズ。
 調べてみると、声の主はなんと、ささきいさお氏。彼もテレビアニメ『科学忍者隊ガッチャマン』ではコンドルのジョーの声を担当するなど、一応声優の経験もあるのだが、ナレーションはお世辞にも上手いとは言えない。いくら『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌を歌っていた人だからと言って、アニメイベントの余興じゃあるまいし、こんな下手なナレーションで映画の本編を開始するとは監督のセンスを疑う。

 そのセンスの無い監督とは『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴だが、本当にあの名シリーズを監督した山崎貴なのか? 同姓同名の別人じゃないのか? あるいは、名前だけ貸して下の人間にでも撮らせたんじゃないのか? そう思ってしまうぐらい『ALWAYS 三丁目の夕日』と『SPACE BATTLESHIP ヤマト』との間には完成度において大きな落差があった。

 一番悪いのは脚本だろう。この作品は一種の戦争映画だと思うのだが、脚本を担当した佐藤嗣麻子の興味が、明らかに古代進と森雪との恋愛ばかりに向いていて、戦争映画ではなく、青春映画、あるいは恋愛映画として書いているのがありありと感じられた。所詮は女だ。もちろん、責任は脚本家だけにあるのでははなく、こうなってしまったのも製作者や監督の意向なのかも知れないが、私が監督なら、「ヤマトは戦争してるんだから、その辺もしっかり書いてよ」と百回でも書き直させるところだ。
 乗組員達はとても軍人・兵士とは思えず、女の割合も多過ぎ。舞台を学園や一般企業などからヤマト艦内に移し替えただけだ。キムタクも他の登場人物同様軍人ではなくそこらのアンちゃんだし、艦長に矢鱈反抗的。何でこんな人物が、艦の中枢で、戦闘という一番大事な仕事を指揮出来るのか? 最低限のリアリティさえ無視している。そのくせ、敬礼シーンは頻繁に登場する。限りなく軽々しく。敬礼させれば軍らしくなるとでも思っているのだろうか? この無能な脚本家には本当に落胆させられた。と言うより、もう一度言うが、所詮は女だ。

 女性を蔑視するつもりはないが、しかしそれでも、女に戦争映画の脚本が書けるわけが無いのだ。こういうところにも監督のセンスの無さが出ている。佐藤嗣麻子山崎貴は下積み時代からの仲間らしいのだが、その情実から彼女を脚本に起用したなら最悪だ。良い物を作りたいなら決してやってはいけない人選だ。 
 
 いや、この監督は良い物を作ろうなんて端から思っていなかったに違いない。「撮れと言われたから適当に撮っときました」というよなヤッツケ感がありありだ。
 山崎貴は、映画監督であると同時に、日本有数のVFXディレクターの一人でもあるのだが、この作品のチャチなCG映像を見ると、それが果たして正しい評価なのか?と疑ってしまう。少なくとも『ALWAYS 三丁目の夕日』で見せてくれたあの素晴らしい昭和の風景を作った人物ではない。
 VFX以外のシーンでも、地下都市の様子、司令長官の会見シーン、艦内の様子、全てにリアリティが無い。何も考えてない。考えてこの出来なら山崎貴は今日限り映画監督を辞めるべきだ。劇場映画の作り手が、たかがテレビアニメ以下のものしか作れないのか? 製作費だって何十倍も出てるだろうに。情けないと言うか、暗澹たる気分になった。

 とにかく最悪の駄作。それがこの『SPACE BATTLESHIP ヤマト』だ。山崎貴の無能ぶりを世間に知らしめた記念碑的作品だ。

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 上の文中、「佐藤嗣麻子山崎貴は下積み時代からの仲間らしいのだが、」と書いてますが、この二人はご夫婦とのこと。書き加えておきます。

 それにしても、他の方々のブログを読むと、この作品の評価にも色々ありますね。私のようにボロクソに貶してる人もいれば、めちゃくちゃ褒めちぎってる人もいる。アニメ放映当時に夢中で観ていた人ほど好意的な見方をしてるかな?という印象。あのシーンがこうなってる、あ、これは「さらば」のあのシーンだな、という見方が出来るんですね。私も、再放送の後追い組ではあるものの、結構夢中で観ていた方なんですが・・・。ま、人によって感想が違うのは当たり前だし、色んな見方があっていいと思います。それだからこそ他の人のブログを読んでも面白いってもんです。



【再追記】2012.06.01
 ネットって凄いですね。山崎・佐藤両氏が夫婦であるという、この追記は、ある方から指摘があったので書き加えたのですが、読売新聞は今頃になって報道してます。私に指摘してくれた方はどこでそれを知ったのかな?

映画監督の山崎貴さんと佐藤嗣麻子さんが結婚
読売新聞2012年6月1日(金)9時18分配信

 映画監督の山崎貴さん(47)と佐藤嗣麻子(しまこ)さん(48)が、4月に結婚していたことが31日、分かった。

 2人は美術・デザイン系の専門学校在籍中から知り合い、佐藤さんが監督した「エコエコアザラク」などで、山崎さんが特殊効果を担当した。山崎さんは「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズで知られ、佐藤さんは「アンフェア the answer」などを手がけた。


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作品や監督、俳優等について深い知識は持ち合わせておりません。ハッキリ言えばニワカですので私の評はアテにしないでください。また今日も頓珍漢なこと書いてやがんなあ、ぐらいの感じで読むのが丁度良いかと思います。

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