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ライオン・キング(1994年)

ライオン・キング この作品について書くとなると、やっぱり、よくも『ジャングル大帝』をパクりやがったな!!ってことを言いたくなるのだけど、そのことはもう他の方が散々書いてるんで、敢えて触れないでおこうと思います。ディズニー・プロはとかく権利関係にシビアで、たとえ商用ではない場所でディズニーキャラクターを使用しても難癖つけてくることで有名ですが、そこまで自分達の権利に執着するんなら他人の作品の権利も尊重しろよ!とか、手塚治虫が死ぬのを待ってたようにパクるとはどんだけ卑劣なんだよ!?とか、そんだけ言っとけばいいでしょう。

 とりあえずここでは、TBS『水曜プレミアシネマ』で4月5日に放映された『ライオン・キング』を観た感想だけを書き留めておきます。

 絵については、もう言うことありません。さすが天下のディズニーです。素晴らしい。動物のデフォルメも神がかってます。アニメ大国と言われる日本ですが、イボイノシシ“プンバァ”のようなセンスのあるキャラクターデザインが出来る人はあまりいないように思います。

 また、視覚的に美しいシーンが随所に見られました。特に私のお気に入りは、ティモン 、プンバァ 、シンバが『ハクナ・マタタ』を歌いながら一列になって行進するシーンです。楽しくてファンタジック。大変好きなシーンです。

 ストーリーも、子供向け作品だけあって単純で分かり易いですね。欲を言えば、シンバとスカーの戦いが、王座を賭けてと言うより、叔父と甥の身内争いにしか見えないのが残念です。スカーが王座を乗っ取った後の、プライド・ランドの荒廃ぶりがアッサリとしか描かれていないせいでしょうか? シンバがプライド・ランドのために立ち上がったというヒロイックな感覚があまりありません。
 もう少し大風呂敷広げても良かったんじゃないのかなあ?と少しばかり物足りなさを感じちゃいましたけど、まあ、子供にあんまりスケールの大きい物語を見せても分からないかも知れないし、これはこれで良かったのかな? 

 あと、せっかく凄い技術を持っているのだから、スペクタル感溢れるシーンをもっと増やせなかったかな?とも思います。例えば、シンバが、突進する水牛の群れに巻き込まれた時のような、ああいうシーンをもっと見たかった。雄大なるアフリカの大地を舞台にしているのに、いまいちスケールが小さい気がする。その点では、『ジャングル大帝』はオープニングから雄大ですね。

 最後に見てください。『ジャングル大帝』のオープニングです。技術的にはディズニーの足元にも及びませんが、雄大さを感じさせるビジュアルです。ディズニーがパクりたくなるのも分かろうと言うもんです。



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ライオン・キング(1994年)
監督:ロジャー・アレーズ、ロブ・ミンコフ
脚本:ジョナサン・ロバーツ、アイリーン・メッキ
製作;ドン・ハーン
製作総指揮:トム・シュマッカー、サラ・マッカーサー
音楽:ハンス・ジマー
主題歌:エルトン・ジョン

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ミツバチのささやき(1978年)

 Wikipediaを読むと、この作品は、フランコ独裁政権に対する批判をあらゆる隠喩に込めて表現した作品のようである。が、正直、監督が真に伝えようとしていたであろうメッセージは私には伝わってこず、単純に、純粋無垢な幼い少女の姿を幻想的な雰囲気の中で描いた作品だろうと思っていた。

 確かに暗喩を散りばめた詩のようで、ところどころ何かの意味を込めているような匂いのするシーンもあったが、結局最後まで分からなかったし、それはそれでいいのではないか。私はこの作品からは、無垢なるものへの賛美、だけを感じた。それでは作品の意図を全然理解していないじゃないかと言われそうだが、予備知識無しに観る者にとっては画面から伝わってくる情報以上のものを汲み取ることなど無理ではないか。それに、そんな隠された意味など読み取れなくても、この作品は充分名作なのだし。

 登場する二人の少女、イザベルとアナがとにかく可愛い。特に妹であり主人公であるアナはまるで天使のようだ。演技をしているのかどうかも分からないほど、表情も動きも実に自然だった。そしてこの子はよく走る。監督の意図によるものか、そのトコトコと走る姿を常に後から撮っているのだが、それが凄く可愛い。平原の中にポツンと建っている廃屋に精霊がいるということで、イザベルと二人で見にいった時も、どんどん中に入っていくイザベルに対し、廃屋のはるかこちらで固まったように動けないでいる姿も実に可愛かった。

 アナの無垢さは、図らずも、廃屋の兵士が殺されてしまう悲劇も招いたりと苦い部分もある。物語というものは最初と最後までの間に、主人公が成長するなど何かしら変化があるもので、兵士が殺されたことで何かを悟り一歩大人になる、というのが多くの映画のパターンなのだろうが、アナの場合、兵士がフランケンシュタイと同じ結果になったことで、ますます精霊を信じる気持ちに拍車がかかったような感じだ。夜中に目を覚まし、窓を開いて精霊に話しかけるシーンで終わる。最後まで純真無垢な少女のままだった。だが私はむしろそれが嬉しかった。出来ればアナには永遠にその姿と心でいて欲しい、と願うのは間違いだろうか?

ミツバチのささやき『ミツバチのささやき』(1978年)
監督:ビクトル・エリセ
脚本:ビクトル・エリセ、アンヘル・フェルナンデス・サントス
製作:エリアス・ケレヘタ
音楽:ルイス・デ・パブロ
撮影:ルイス・カドラード
編集:パブロ・ゴンザレス・デル・アモ
出演者:アナ・トレント、イザベル・テリェリア、フェルナンド・フェルナン・ゴメス、 テレサ・ジンペラ

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モンゴル (日本公開:2008年)

 今日のネタもBS-プレミアムで放送していたやつで恐縮です。

 チンギス・ハーンが、まだテンジンという名前だった幼少期から、ハーンとして世界制覇に乗り出し始めた頃までを描いた作品。

 この手のスケール感を伴う戦いの物語は、ハリウッド以外には作れないだろうと思っていたが、そうではないと認識を新たにさせられた。
 恐らく私は平均的な映画ファンより鑑賞本数が乏しくてハリウッドの全てを知っているわけではないが、ハリウッドは、視覚的には凄い作品を作るものの内容はほとんどマンガみたいなところがある。エンタテイメントとしてはそれでいいのだろう。だが、何本も観ていると、一種、ハリウッド的映画の定型みたいなものが見えてきて、もう飽きたわこのパターンとウンザリさせられないわけでもない。そういう気分の時だったので、尚更この作品が素晴らしく見えたのかも知れない。

 監督、脚本、カメラ、どれをとっても申し分無い。特に絵の美しさには目を見張るものがあった。衣装はワダ・エミによるものだと言う。日本人が海外で活躍し、そしてそれが自分の目にも素晴らしい仕事だと映った時ほど嬉しいことは無い。そう言えば、主演の浅野忠信も今年5月公開のハリウッドSF大作『バトルシップ』に出演している。是非とも「いい仕事してるな」と思わせて欲しい。


 舞台は、まるでヤクザかマフィアのような連中ばかりが跋扈する野蛮な世界だ。道徳など存在しない。この当時は世界中そうだったのだろうが、子供でさえ常に死と隣り合わせ。武力しか頼るものがない。その緊張感が全編に漲っていて、最初から最後まで息つくひまも無かった。


 この世界に唯一存在する道徳は「法」だ。「法」と言うより「掟」と言うべきもので、今を生きる私たちが思い描くような「道徳」ではない。

 主人公であるテムジンでさえ、義兄弟の契を交わしたジャムカに不義理を働いている。
 それどころか、クライマックスとも言えるジャムカとの戦いでは、自分の兵を囮に敵をおびき出し、潜ませておいた射撃隊に味方の兵ごと皆殺しにさせるという非情極まりない戦法をとっている。監督セルゲイ・ボドロフはそこを包み隠さずちゃんと描いた。主人公だからと言って綺麗事で塗り固めたりはしない。なぜなら、テムジンは「法」にのみ縛られており、それは我々の道徳とは違うのだ。

 最後は、捉えたジャムカをそのまま逃すような甘いところも見せたりするが、それも彼にとっては「法」だ。彼は冷酷ではあるが、「法」には厳しい。モンゴル統一に乗り出すのも、モンゴルに「法」を確立するためだった。だから、自らが育った部族に帰ってきた時、「テムジンの父の死」に乗じてハーンになり、テムジンの命を執拗に付け狙ったタルグタイを殺して、テムジンに差し出した男は「法に背いた」としてテムジンの命で殺されている。法に厳しいテムジンは義兄弟であるジャムカを殺す訳にはいかなかったのだ。
 何かを成し遂げる人間は厳格な規範を自分の中に持っている。
 

 上に「ハリウッド以外には作れないだろうと思っていたが、そうではない」と書いたが、翻って日本映画はどうだろう? 日本は身の回りの話なら凄く良い作品を作る。ところが、アクション物や歴史物など、そこから一歩でも外に出た作品は非常に苦手ではないか? 『モンゴル』の監督セルゲイ・ボドロフはロシア人だが、ロシア人に出来て日本人に出来ないはずは無い。なんとか頑張って欲しいものだ。


モンゴル『モンゴル』(日本公開:2008年)
監督・脚本:セルゲイ・ボドロフ
製作:セルゲイ・ボドロフ、セルゲイ・セリリアノフ、アントン・メルニク
撮影:セルゲイ・ボドロフ、ロジェ・ストファーズ
編集:ザック・ステンバーグ
音楽:トゥオマス・カンテリネン
製作国:ドイツ、カザフスタン、モンゴル、ロシア
出演:浅野忠信、スン・ホンレイ、ホラン・チョローン、バー・セン


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Author:Blik
作品や監督、俳優等について深い知識は持ち合わせておりません。ハッキリ言えばニワカですので私の評はアテにしないでください。また今日も頓珍漢なこと書いてやがんなあ、ぐらいの感じで読むのが丁度良いかと思います。

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